◆鴨川校校長 内藤 昭三
卒業生のみなさんへ

校友の皆様,お元気ですか?

これまで,本学院を巣立っていかれた多くの校友の皆様には,ますますご健勝でご活躍のことと思います。

日本最初のコンピュータ教育機関である京都コンピュータ学院の歴史は,そのまま日本のコンピュータリゼーションの歩みそのものと言えます。当初は高速計算機であったコンピュータも,技術の進歩や通信技術との融合などを経て,社会のあらゆる分野で必須の基幹的な技術となり,現代社会はコンピュータを抜きにしては成立し得ないと言えます。こうした変遷にあわせて,ゲームクリエイターやデジタルアーティスト等これまで存在しなかった職種も現れ,本学院の卒業生は多様な最先端分野で活躍をしておられます。本学院校友会は最先端人材の梁山泊です。

情報化の著しい促進により,SNSなどのコミュニケーションツールが生まれ,人間関係にも大きな変化をもたらしています。人間同士の「つながり」がこれまで以上に重要になっています。こうした時代にあって校友の皆さんには,ぜひとも本学院を介した校友同士のネットワークをこれまで以上に意識して活用し,情報を交換し,時には助け合ってください。そして校友会ネットワークの強化・拡大に努めてください。そうすることで,皆さん一人ひとりの人生は豊かなものとなるでしょうし,校友の皆さん同士が多様なコラボレーションをすることは,社会にとっても良い影響を与えることになります。

そして時には母校に帰ってきてください。私たち教職員にとっては,校友の皆さんが,顔をみせてくれることが,何よりも嬉しいことです。

校友の皆さんのご健康とご活躍を心より祈念いたします。