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日本におきましては,使用済みのコンピュータは廃棄処分となるのが通例です。特にシステム構成が大規模であった初期の大型汎用機は,その殆どが廃棄されてしまいました。それら歴代のコンピュータを貴重な資料として保存し,広く一般の人々に展示する施設も,我が国にはほとんど存在していないのが現状です。
日本最初のコンピュータ教育機関である京都コンピュータ学院は,1963年の創立以来,教育実習に使用した歴代の汎用コンピュータ,パソコン,周辺機器などを,資料保存の観点から学内に保管してきました。先人たちの尊い努力によって生み出され,時代が求める技術者の育成のために活用された機械を,末永く保存して次世代に継承したいと考えたからです。それぞれに込められた開発者たちの英知や,それらを実際に使用した人々の精神を,歴史に留めることは極めて意義深いことであり,まさに本学院の使命の一つであると考えております。
そのために,本学院では,1998年にコンピュータ・ミュージアム(KCG資料館)を学内に設置いたしました。小型コンピュータTOSBAC1100をはじめ,1970年代初頭の,当時としては画期的な国産コンピュータTOSBAC3400,1970年代末から1980年代にかけて世界中で活用されたIBM370,UNIVAC1100やUNISYS2200の各シリーズ,また,SHARP MZをはじめとする歴代のパソコンなどを,当時の資料とともに,一般に公開しております。今後は,さらにこのミュージアムの充実をめざし,整備・拡充を進めてまいる所存です。
つきましては,歴史的にも貴重なコンピュータや関連資料(カタログやマニュアル,写真等)などがございましたら,ぜひご寄贈をお願いいたします。また,コンピュータ・ミュージアムの整備・運営に対する寄付金も広く募集しておりますので,あわせてお願い申しあげます。なお,ご協力いただきました皆様のご芳名は,末永く記録に留めさせていただきます。何卒,本旨ご理解の上,ご協力のほどお願い申しあげます。

参考資料 学院機関誌『アキューム』Vol.9
 「新しい高速コンピュータの誕生 −TOSBAC3400開発の思い出−」
  http://www.accumu.jp/



 
 
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